宮城守男の「紅型」道 ～守紅(ＭＯＲＩＢＩＮ) ～

先週末のこと。

一旦置いていた「うちくい」、ウークイの日に再始動。

こんな刷毛を使って、「筒引き」を終えた布に、
「豆汁」を塗っていきます。
「地入れ(豆引き)」という工程です。
(作業中の写真、また撮り忘れた･･･すみません)

この「豆汁」、わかりやすく言えば薄い豆乳なのですが、非常に優秀です。

コレを生地に塗布することにより、糊が生地により食いつき、後から行う「色さし」のにじみ止めにもなり、
かつ顔料の定着度も高めます。

豆パワー、すごいです
これを乾かし、
さあ、いよいよ色をさすのですが････。

ウークイの翌朝、僕はそわそわ。
このうちくいの依頼者、
ＮＳさんが「色さし」に来られるのです。

メールでやりとりしただけで、
お会いするのは今回が初めて。
どんな方かと、ドキドキ。

でも実際お会いしたら、とっても話しやすい方で、
普段カチコチな僕も、ついついおしゃべりに

作業説明をし、いよいよＮＳさん「色さし」スタート。
今回は、イスに座って上品にではなく、
地面に座って、足を使い･･･と、
昔ながらの方法でやるので
ＮＳさん大変です。筆もしっかり二本持ち！

ところがＮＳさん、紅型初体験だったのにもかかわらず、なかなかの腕前。
 
すでに「職人」のオーラ？
(顔出し、許可いただきました！)

一筆一筆、丁寧に、誠実に色をさす姿から、
生まれてくる娘さんへの愛情が
ひしひしと伝わってきて、

「思いを込めて染める」というのは、本来こういうものなんだなぁと、改めて感じさせられました。

お父さんの「心」のこもったうちくい、
残りは僕が頑張ります、
最高のものにしましょうね！！


いただいた横浜のお菓子「ビスカウト」。
(ありがとうございました！)
早速三時にみんなでいただきました。
さっくさくで非常に美味しい

かつ、このレトロ感がいいです。
お洒落だ、ヨコハマ！
よっこっはっま~~サックサクゥ~~♪