うちくいのお仕事 of 博物館。

守紅(MORIBIN)

2015年04月27日 22:09

パッションフルーツの授粉の季節がやってきました。
みなさま、お久しぶりでございます

3月4月と、ちょっと変わった仕事をしてたのですが、
これもその一つ。

沖縄県立博物館・美術館からのご依頼。

紅型の筒引きのうちくい(風呂敷)が、どんな風に
作られるのか、わかりやすく説明するモデルと
その完成品、3点です。(手作り竹伸子つき!)

紅型の中でも、うちくいなどを染める筒引き(筒描き)の技法は、どちらかといえばマイナー。 僕は大好きなんですが。

今回制作にあたり、
縫い糸・縫い方から、道具作り、染め方まで、
主任学芸員のYさんと相談&勉強しながら
できるかぎり昔の方法で仕上げました。

ということは、もちろん両面染め

今はもっと楽なやり方もあるので
あえて昔の方法となると、正直
なかなか苦心する部分もありましたが、
とても楽しい&誇らしい経験でした。

子供の頃うちくいに魅せられ、
紅型の世界に入った僕が、
今、うちくいの展示会に、協力できる。

とっても感慨深いです。 大人になったなぁ。

そのうちくい達も展示される、
「沖縄のふろしき うちくい展」、明日から始まります。

4月28日(火)~6月21日(日)まで
沖縄県立博物館・美術館 3階
博物館特別展示室・企画展示室にて
(入場は有料です)

今日、内覧会に行ってきましたが
紅型以外にも、沖縄で愛されてきたうちくいも
いろいろ展示されていて、おもしろいです。


↑ これは木炭で、生地に下絵を写し終え、まったりしているところ。(クロネコさん、撮影拒否のようです)

この子達が、どんなになったか、
またよかったら、みてみてね。

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