宮城守男の「紅型」道 ～守紅(ＭＯＲＩＢＩＮ) ～

今朝、やっと出来ました。

　　　　琉球紅型干支お守り「りんりん卯」
　　　　　　　(その他の干支はコチラ)

なので、やや小ぶりに。
基本の松竹梅、
それに、何か手に持たせたくて
「難を転じて福を招く」という「南天」を。

そして気になる後ろ姿は。

じゃーん。

とくれば、
やっぱり「波」と「月」が基本セット。

「うさぎ」は豊穣・子孫繁栄、
そして「波」は火伏せ（防火）の意味を持つそうです。
（詳しくは → ※「マメ知識」参照）

は「山の神（の使い）」とも言われるので
松の「山」も登場。
お、頂上で仲良く月見中のようです。

今回の干支はこんな感じ。
どうでしょう？
試作品とはやっぱり変わったでしょ？

実物を見たい方は、
今日からテンブス３階ではじまった
「びんがた組合展」へＧＯです(日曜まで)。

ただ、今日の初日で全部売れてしまったので、
購入の場合は、土曜の追加納品までしばしお待ちを。
（見本の一個は常に置いてあります）

組合展以外で入手するには、
お手数ですが、
12月6日の朝7時以降～、
このブログの左にある「メッセージを送る」ボタンから
「干支希望」メールを送り予約してくださいね。
（数に達し次第終了。一人一個でお願いします。）
30個限定。


ここで一句。

　　気付いたかい？
　　　　　　　　この「月」実は
　　　　　　　　　　　　　　　シッポだよ～　

さらに一句。

　　　あと一つ
　　　　　　　秘密は買っての
　　　　　　　　　　　　　　　お楽しみ
　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　（もりお、ネタばらしの俳句）


※【マメ知識】
昔から人気の「波と月と兎」の取り合わせ、
「因幡の白兎」がらみと思いきや、実は江戸時代に大流行した謡曲「竹生島」からだそう。
『月海上に浮かんでは、兎も波を奔（はし）るか、面白の島の景色や』（月が湖面に映るときは、月に住むウサギも波間を駆けていくのだろう。ほんとにいいですね、竹生島の景色は。）
という一節があり、この場面が当時の絵師達の格好の題材になったようです。
白い波頭を、跳ねている「うさぎ」に見立るとは、
オシャレですね。

ちなみに、うさぎは繁殖力が強いことから「豊穣」「子孫繁栄」、波は「防火」を表すと言われ、
「波とうさぎ」には、災いをさけ豊穣を願う思いが込められているそうです。

他にも、うさぎが家族で行動するため「家内安全」の意味があるとか、素早く、ジャンプ力に長けていることから、「卯年は進歩・飛躍の年」と言われたりします。

そう思うと、卯年も、いい年になりそうですね。